【電球で健康被害が出る?】LED照明のちらつきが身体に及ぼす影響

現在LEDが普及し使用する照明はLEDであることが当たり前になってきました。

価格は高価だが、消費電力が小さいなど理解が進む一方で電球自体の【ちらつき】についてはあまり知られていないのではないでしょうか。

今回はLEDのちらつきについての影響、弊社が取り組む検査をまとめさせていただきます。

 

 

目次

  1. ちらつきによる問題
  2. 最近の電球の現状
  3. ちらつきによる弊社の取り組み

ちらつきによる問題

ちらつきによる影響はどのような形で現れるのでしょうか。

2010年札幌市役所に直管型LED照明を納入したことが問題を明るみにしました。

一部の職員が体調不良を訴え、業務に支障があると答えた職員など違和感を感じた職員が40%ほどいたといいます。

日経新聞の記事より一部引用

 

この時はほとんどのLED照明は法規制の対象外でしたが、

2012年7月より電気用品安全法(PSE)が改正され「エル・イーディー・ランプ」(電球形状のLEDランプ)「エル・イーディー・電灯器具」が追加されました。

 

そこにちらつき(フリッカー)の基準として、

光出力はちらつきを感じないものであることと定められています。

そして以下のものはちらつきを感じないものと解釈されています。

繰り返し周波数が100Hz以上で光出力に欠落部がないまたは繰り返し周波数が500Hz以上

経済産業省、電気用品安全法の概要より引用

この基準が一般照明用のものに限定して規定されています。

 

 

最近の電球の現状

上記のように規制より約10年たちますが、まだまだちらつきの基準を満たしていない電球が出回っているのが現状です。

特にネット通販などで購入する場合は注意が必要です。

卸売りなどの業者は中国企業から直接購入する場合も検査をしてみることをおすすめします。

PSEマークが付けられていた場合も試験基準と内容を確認したほうが安心できます。

ちらつきによる弊社の取り組み

弊社も照明器具および電球を取り扱いしておりますので、安全基準の徹底を行っております。

中でもちらつきは長期における体調の不具合などを引き起こす恐れがあるため電球の採用の際は検査を行っております。

UPRtek MK350N Premiumの検査画面例

ちらつき(フリッカー)を測る検査機器を用い、厳しく基準内に収まらなければ商品として採用はしません。

 

LED、照明器具のリーディングカンパニーとして村上工作所は健康に配慮した製品の製造、販売を行っていきます。