MURAKAMI KOUSAKUSHO — OEM GUIDE

OEMご相談ガイド

オリジナル商品開発を成功に導くための、プロセスと事前準備のご案内

OEMとは、「市場にないので、自社の商品としてお客様に届けたい価値」を、製造パートナーと一緒につくる仕組みです。 本ページでは、初めてOEM開発をご検討の企業様に向けて、ご相談前の前提条件や、実際の開発プロセス(期間・費用・リスク)を詳細にまとめております。

手描きスケッチと真鍮・ガラス素材

当社のOEM開発の形と、対応可能範囲

開発の深さによって、以下の2つの段階に分かれます。

01

セミOEM

弊社製品の一部仕様変更/部材変更/サイズ変更

02

フルOEM

ゼロから新規開発

対応可能な業務範囲

  • 開発設計
  • 試作
  • 試験
  • 量産
  • 品質検査
  • パッケージ
  • 物流
真鍮・生地・ガラスの素材サンプル
※真鍮の削り出しやガラス、播州織など、多様な素材の組み合わせと調達に対応いたします。

ご相談前の前提条件

OEM開発は、双方のプロジェクトに対する「熱意」と「歩み寄り」があって初めて成功いたします。誠に恐れ入りますが、以下のケースは弊社ではお受けできない場合がございます。

  • 超小ロットでの製造品質安定・調達の観点から、規定のMOQ(最低発注数量)が必要です。
  • 極端な短納期ゼロからの開発には最短でも半年〜1年を要します。
  • 他社製品の完全な模倣・法令未対応PSE等の法令を満たさない製品には対応できません。
  • プロダクトデザインのみのご依頼製造を伴わないデザイン単体のご依頼はお受けしておりません。

開発プロジェクトの全体像

スケジュールの目安

ゼロから開発する場合、製品化までに最短でも半年〜1年の期間を要します。各フェーズで費用や期間が発生するため、プロジェクトの全体像をあらかじめご確認ください。

  • PHASE 1ヒアリング1日
  • PHASE 2概算見積もり約2週間
  • PHASE 3設計図面約1〜2ヶ月
  • PHASE 4試作〜約2ヶ月
  • PHASE 5安全性試験約3〜6週間
  • PHASE 6パッケージ作成Phase5と並行
  • PHASE 7量産発注から約4ヶ月
  • PHASE 8全数検査約3週間
  • PHASE 9納品・サポート 
PHASE1

ヒアリング

期間:1日
ご共有いただく事項
ターゲット、目標仕入価格、初回ロット・年間目標数、納品デッドライン、初期開発予算(金型代等)の上限。
PHASE2

概算見積もりと進行判断

期間:約2週間
本フェーズでの重要確認事項

お伺いした情報をもとに「概算見積もり」を無料でお出しします。この概算がご予算に合致した場合、次の設計フェーズ(ここから有償)に進むご判断をいただきます。今後の進行をスムーズにするため、ここでご予算感やスケジュール感にズレがないか、慎重にすり合わせをお願いしております。

PHASE3

設計図面フェーズ

期間:約1〜2ヶ月
実施内容
放熱設計や細かな内部構造の作図、3Dプリンター等での1次試作検証を行います。
本フェーズでの重要確認事項
  • 開発費用の発生:本フェーズよりエンジニアリング費用(作図・サンプル作成費)が発生いたします。万が一、最終的に量産に至らなかった場合でも同費用はご請求対象となります点、あらかじめご了承ください。
  • 詳細見積もりの提示:図面確定後、詳細見積もり(金型代、製品単価など)をご提示し、ご同意のもと次へ進みます。
PHASE4

試作フェーズ

期間:〜約2ヶ月
試作照明を調整する職人の手元
実施内容
量産に向けた試作に入ります。完成までに約1ヶ月以上を要します。(※試作再作の場合は+1ヶ月)

万が一変更が生じた場合、金型の作り直しとなり、数十万円単位の追加費用と数ヶ月のスケジュール遅延に直結いたします。貴社内での最終承認が完全に下りている状態で着手させていただきます。

PHASE5
PHASE6

安全性試験・パッケージ作成

期間:並行して約3〜6週間
実施内容
PSE適合のための温度上昇試験等を実施します。また、パッケージデザインも合わせて進めます。
試験が必要な理由
  • 法令遵守とデザインの調整:熱問題等で試験不合格となった場合、放熱穴の追加などデザイン変更をお願いする場合がございます。弊社では安全性(法令遵守)を最優先とさせていただきます。
  • スケジュールのバッファ:検査機関の混雑や試験のやり直しにより、スケジュールが数週間後ろ倒しになるリスクがございます。余裕を持った計画をお願いいたします。
  • パッケージ・取扱説明書について:パッケージデザインや取扱説明書はご提出をお願いしておりますが、有償にて製作させていただくことも可能です。適宜ご相談ください。
PHASE7

量産

期間:発注から約4〜5ヶ月
実施内容
部材の調達から組み立てまでを行います。(※初回のみ約5ヶ月)
本フェーズでの重要確認事項
  • 量産リードタイム:発注から約4ヶ月を要します。ご希望の納品時期から逆算し、適切な時期での発注書(PO)のご提出をお願いしております。
  • お支払い条件:量産手配にあたり、「発注時に総額の〇〇%、納品時に残りの〇〇%をお支払いいただく」などの条件へのご同意をお願いしております。
PHASE8
PHASE9

全数検査・納品・サポート

期間:約3週間〜
実施内容
電気用品安全法に基づく検査を実施後、ご希望の納品場所へ納入します。
本フェーズでの重要確認事項
  • 品質基準の合意:貴社独自の厳格な品質基準(微細なヘアラインの向き、極小の塗装ムラなど)がある場合は、必ず「事前に文書での共有」をお願いしております。
  • サポート対応:エンドユーザー様への対応は貴社にてお願いしております。製造起因の初期不良に対する無償交換等のルールについては、事前に決定させていただきます。

ご予算の目安と品質管理体制

費用の目安

開発費 試作費 金型費 量産製造費 配送費
  • 事例目安 ── セミOEM 約50万円〜
  • 事例目安 ── フルOEM 約100万円〜

※仕様により変動します

白手袋での検品作業

OEM開発におけるよくある失敗例

プロジェクトを確実に成功させるため、あえて事前にリアルなリスクをお伝えいたします。以下は計画の見直しや遅延に繋がりやすい典型的な例です。ご注意ください。

  • 希望価格・数量がミスマッチ コストと仕様のバランスが取れず、計画がストップしてしまう。
  • 納期設定に余裕がない 試作修正や認証のバッファがなく、販売に間に合わない。
  • デザインが途中でブレる 途中でデザインが変わると、見積もりや試作の作り直しが発生し、スムーズに進まずプロジェクトが暗礁に乗り上げる。

ご相談前チェックシート

初回のお打ち合わせをより有意義なものにするため、以下の項目を社内でご検討・ご整理いただいた上でのお問い合わせをお勧めしております。

  • 具体的な商品イメージ(参考商品、ベンチマークがあるか)
  • 誰をターゲットに、どこで販売するかの明確化
  • 目標仕入価格(下代)と希望小売価格(上代)の想定
  • 初回発注数量(MOQ)の想定と、年間販売目標数
  • 明確な納品デッドライン(展示会などの有無)
  • 初期開発予算(金型代・検査費用など)の想定・上限設定

※「低価格に抑えたいが、高価な素材を使いたい」などの矛盾するご要望がないか、事前にご確認をお願いいたします。

ご相談・お問い合わせ

本ページを通じ、OEM開発のリアルな工程と必要な準備についてお伝えいたしました。
これらを踏まえ、「共に良い製品をつくり上げたい」という企業様には、
弊社もプロとして持てるすべてのノウハウを提供し、全力で伴走いたします。
ご準備が整いましたら、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください。

ご相談前チェックシートの内容を確認し、OEMの相談をする

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